大蔵村には今回で10度目の訪問で、肘折温泉の朝市に
も知り合いが出来ている。
朝5時30分に宿を出て、温泉街の宿が並ぶ朝市通りへ。
今回も、好物のモロッコインゲンは買ったが、もう一泊
するので他の野菜は買い控えた。
通りの店を覗いて、大蔵村の特産品を探したが、昨夜飲
んだ肘折温泉サイダーや純トマ、山ブドウジュースのコ
ーナーを見付けた。
買い物をした後は、温泉街の散策。
東北芸工大の学生さんがデザインしたひじ折の灯が宿の
軒先に飾られている。
狭い通りに路線バスが乗り入れており、運転手さんのド
ライブ技術には脱帽。
朝食後、大蔵村役場の安彦課長の案内で温泉街の見所を
巡った後、地蔵倉ハイキングの登山口へ。
此処でハイキング組とドライブ組に分かれての別行動に。
ハイキングは体力的に難しいメンバーの付き添いで、ド
ライブ組に入った。
地蔵倉を下から見上げると、丁度ハイキング組が下り始
める所だった。
その後、山道を分け入り秘湯の趣がある石抱温泉へ。
炭酸が強く体が浮くので、石を抱えて入ることから石抱
温泉の名が付いた。
待ち合わせ場所でハイキング組と合流して、四ヶ村の棚
田上部に立ち寄り、沼の台地区の沼群やブナ林を見学後
、ふるさと味来館で蕎麦懐石の昼食。
デザートのトマトが美味しかった。
昼食後に最上川沿いの清水城址へ、此処は初めての訪問
場所だったが、最上川を見下ろす高台に位置しており、
景観に優れた穴場だった。
近くには、代々の清水城主の墓も。
大蔵村から新庄駅へ、此処でレンタカーを返却して、山
形県の美しい村巡りツアーの公式スケジュールは終了。
その後は、自家用車で参加したメンバーに同行して、鶴
岡市の大鳥地区の民宿「青嵐舎」へ。
此処は旧朝日村で、朝日連峰の大鳥池登山口に近い秘境。
学生時代に大鳥池から入山して朝日連峰を縦走している
が、此処に立ち寄った記憶は定かでなかった。
民宿「青嵐舎」は古民家を立て直した宿で、伝統とモダン
を併せ持つオーナーのセンスが偲ばれる素敵な宿だった。