調布わいわいサロンの美しい村倶楽部恒例の美しい村ツアー
を、今年は桜の時期に合わせて静岡県松崎町で実施した。
松崎町では、白い山桜が印象的な相模湾を見下ろす石部の棚田
や那賀川沿いの桜並木、なまこ壁民家、日本一のシェアーを
誇る桜葉漬けの小泉商店を訪ねて、帰路修禅寺にお参りした。
修善寺からバスで松崎町入り、先ずは役場に寄って佐藤副町長、
今回案内をお願いした山本課長、齋藤係長と合流、昼食会場の
若いご夫婦が経営する和食割烹の久遠へ。
新鮮な魚料理を堪能しながら、役場の皆様との昼食懇談会。
昼食後に石部の棚田へ、棚田を見下ろす展望場所でバスを降り
て、棚田まで歩いて降りることに。
周囲の山肌には白い山桜が多い、この訳がカツオを燻す山桜の
木の栽培がルーツと聞いて驚いた。
昔は伊豆の西海岸がカツオ漁で栄えたことは知らなかった。
結局、此処から海岸沿いの石部のバス停まで、約2KMの長閑
な棚田を散策することに成った。
石部の棚田は、荒れた耕作放棄地を復元した美しい棚田で、棚
田オーナー制度で都会からも多くの人が訪れる。
偶然、石部百笑の里の寄合所に稲苗の保温育苗の確認に来られ
た石部棚田保存会長の高橋周三さんに再会、棚田の話をメンバー
にして頂く。
棚田では古代米を含む米の栽培以外に桜葉を収穫する大山桜の
畑もある。大山桜は生育が早く、春先のこの時期未だ低い木が
収穫期の夏には採取し易い人の腹部辺りまで成長する。
棚田には沢からの水入れが始まり、散策路では野蒜を見つけて
摘む人も。
石部のバス停から那賀川沿いの桜並木に向かい、花の摘み取
り園内も散策したが、園内にはリアル案山子も。
今夜の宿の伊豆まつざき荘に向かう途中で、さくら葉餅の
梅月園に寄っておやつタイム、桜葉を2枚使ったとても美味
しい桜餅だった。
まつざき荘での夕食懇親会には齋藤町長にも参加頂き、メン
バーとの歓談後に、歌も披露して頂いた。
翌朝は朝6時から1H、海岸沿いを歩いてから町内を散策した。
なまこ壁の民家が多く残されているのを再認識した。
今日の行程は岩科学校を見学後、桜葉漬け製造の小泉商店を
訪れて話し上手な小泉社長の話を聞いた。
チーズに巻く桜葉をイタリアに出荷したり、大手ハムメーカー
に出荷したりと商売上手ぶりを披露して頂いた。
その後、なまこ壁通りを散策して、地元の酒屋さんで石部の
棚田で収穫された黒・赤米を使った米焼酎の百笑一喜を仕入
れるメンバーも。
お母さんたちが地元の食材を持ち寄って驚きのワンコインで
のランチを提供している「蔵ら」での昼食。