長野県原村訪問

調布わいわいサロン

2015年06月18日 23:42

2泊3日の行程で、長野県原村、伊那市」高遠を訪問。
八ヶ岳山麓に広がる原村は、高原野菜のセロリとペンションで一時
は活況を呈したが、景気の低迷と余暇の過ごし方の多様化が進み、
ペンションの数は減少に転じ、後継者問題も浮上して来た。
但し、Iターン者を含む転入者は好調に推移、人口もほぼ横ばいと
恵まれた状況と言える。
平日にも関わらず、蓼科自由農園は多くの観光客が訪れて、レスト
ランも満席状況。


スパイシートマトカレーを食べ、自家製工房で焼いたパンやケーキを
試食した。

昼食後に村内を巡ったが、雨模様の天候で八ヶ岳の展望はきかず。
村内随所に見られるセロリ畑を見て、八ヶ岳美術館や八ヶ岳中央農
業大学校へ向かった。



美術館で、原村の土蔵の鏝絵のことを知り、なまこ壁と鏝絵の土蔵が
多く残る中新田集落に寄り道することに。
鏝絵は勤勉な村人が自分が稼いだステータスとして今でも増改築され
る土蔵に施されており、八ヶ岳山麓では後発開拓村である原村の文化
遺産と思われた。

歴史に興味のある都会人へのまち歩きツーリズムとして、地域の住民
の参画も得て、オープンガーデン方式で集客すれば面白いと思われた。
次いで、これまた原村の生活に根ざした伝統文化と言えるぼろ機織り
の作業所の織音舎を訪ねた。古着からぼろ布を取り出し、機織りでバ
ッグやタペストリーなどを作っている。



織音舎から、八ヶ岳山麓に広がる自然と農地が調和した人々の生活の
中から生まれたわらにょうや貴重な水路の繰越汐や溜池を見学した後、
今晩の宿の和風会席と露天風呂が人気のペンション藜荘へ。



夕食は体に優しい工夫が凝らされた和風会席を楽しんだ。









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