海士町の拘り人材を訪ねて
3泊4日の行程で、島根県海士町、岡山県新庄村を巡る旅。
初日は朝4:52分つつじが丘駅始発電車で羽田空港へ。
米子空港から七類港へ出て、フェリーで海士町菱浦港へ。
昼過ぎには海士町に到着できたが、さすがに寝不足。
岩ガキフライの昼食を食べた後、菱浦湾を望む景観を見に、
農道を登った。
役場で山内町長他の皆様と懇談後に町内視察。
民間キーマンの皆様より自立への思いや拘りを聞いた。
海士町の原点にも成ったCAS導入の経緯を「ふるさと海士」
の奥田社長補佐より伺い、CAS凍結センターの視察。
離島の流通ハンディーを克服するための出口論(値決めと
販路開拓)から出発したビジネス感覚と漁師さんの所得向上
(契約買取)など故郷への思いと拘りが随所に見て取れた。
次いで海士いわがき生産株式会社の大脇代表を訪ねて、岩
ガキの養殖作業(出荷年の3年目への準備)を見学。
新規就魚者の研修も兼ねるなど、海士のいわがき「春香」の
生産拡大を見据えて事業展開されていた。
サイズの選別機も導入。
今日最後の視察先は隠岐潮風ファームの田中社長。
今やブランド品の隠岐牛を立ち上げた田中さんからは、連合の
ガイドブック取材時に話を聞いていたが、ここでも品不足対策の
増産対応だけでなく、将来を見越した隠岐牛生産の担い手作り
に注力されていた。
子牛の価格が高騰して肥育農家が経営的に苦しむ中、敢えて
出荷時期を通常より長くして、隠岐牛ブランドに拘る田中さんの
経営哲学には真・善・美の哲学を感じた。
夕食は、生産者ご自慢の岩ガキ、CAS商品の白いか、鯵フライ、
隠岐牛を楽しんでの地域づくりの話で盛り上がった。
関連記事