午後のティーサロン

調布わいわいサロン

2016年04月17日 22:12

4月の午後のティーサロンは~映画の中の日本文学~
島崎藤村の「破壊」の映画鑑賞。
学生時代に「破壊」を読んではいたが、映画を見るのは
初めて。
部落出身の小学教員の苦悩を通して、日本の暗部に横
たわる偏見をえぐった市川崑監督の文明批評、社会派
作品の代表作。
陰影の深い暗い映像の中の、今は亡き名優のハンサム
さが光っていた。
雪深い信州飯山での、子ども達が見送りに来てくれたラ
ストシーンの主人公と部落解放運動の未亡人が遺体を
前に語り合うシーンが最高の見所だった。



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