野川を歩こう

調布わいわいサロン

2020年12月11日 16:30

今年初夏に調布わいわいサロンホームページに掲載された過去の行事資料「野川を歩く」シリーズを読んで、何度か野川に足を向けました。
今日はその中の第4回「はけの道から野川公園」を参考に、武蔵野公園から小金井のはけの道へ紅葉散策に出かけました

武蔵野公園の野川の川縁の紅葉



調整池を経て、〝はけの道〟に入ります
その前に「ムジナ坂」を上って〝はけ上〟を見に行きましょう


〝はけ上〟には眺望に恵まれた別荘感覚のお住まいが


「観音坂」で〝はけ下〟に戻ります

坂の名前の由来は、赤ちゃんを抱いた「子育て観音」


この辺りは大岡昇平の小説「武蔵野夫人」の舞台となった地で、国分寺崖線の貴重な自然を残すため、東京都の樹林公有化資金の適用を受けているそうで、足を踏み入れると、鮮やかな朱色の世界が広がりました

洋画家の中村研一が後半生を過ごしたアトリエが、「はけの森美術館」として公開されています


町のイメージにマッチした郵便ポスト


小金井市の天然記念物に指定されている「オニイタヤ」
写真の門の屋根と比べると、その大きさがわかると思います


真言宗豊山派の「金蔵院」
市の天然記念物のケヤキとムクノキはもちろん、春の枝垂れ桜、秋の白萩も楽しめそうです



続いて「野川を歩こう」と一緒に掲載された「野川のあれこれ」の第8回~野川の文学~で紹介された「滄浪泉園」を訪ねました


実業家で衆議院議員でもあった波多野承五郎の別荘として利用されたこの地は、東京都の緑地保全地区の指定によって宅地開発の波からも逃れ、今なお外界の干渉を受けることも無く、武蔵野の面影を留めています



はけ〟と湧水が巧みに取入れられ



深い緑の底に沈み込んだ池は神秘的


水琴窟は殊更ひっそりと



江戸時代のお地蔵さま



コロナに閉じ込められ、季節の美しさに接することの難しい年でしたが、身近な自然の中にも潤いは見つけられました



葉が落ちた後には希望の芽が現われます
春の陽がさす頃に、また訪れたいと思います














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