調布の民話、仙川に京王線開通を阻止事件?

調布わいわいサロン

2010年08月28日 22:20

調布わいわいサロンの分科会「わいわいサロン」の今月の企画が開催されました。

「不思議で 懐かしい 民話の世界へ」
    ~調布には80もの民話があることをごぞんじですか~

調布にお住まいの冨田二美さんという女優さんが、
お二人で語ってくださいました。
引き込まれました。


京王線が仙川まで開通したのが、明治44年頃だそうです。
その頃調布の里にはきつねがたくさん住んでいて、開通に抵抗します。

一番の親分きつねが、いよいよ明日が開通だという日、
明日は仙川のがけの上に集合して開通を見るようにきつね達に言います。

見ていると、走ってきた電車が止まってしまいます。
どうしてだと思います?

きつねの親分が、松の大木に姿をかえて線路の上に立っていたのです。
大きな紙芝居で絵で見せていただいたのですが、
松の大木にしっぽがついていて泣けます。
結局松の大木は、運転手や乗客が力を合わせて抜きます。
その瞬間、松の大木はきつねの親分の姿にもどってしまいます。
そしてその日以来、調布からきつねの姿がなくなったそうです。



こういうお話はあちこちにあって、「平成狸合戦ぽんぽこ」は、
こういう話をもとに作られているそうです。


朗読あり、演技あり、紙芝居ありの盛りだくさんだった話を、
全部書くことはできませんが、参加くださった方々にあまりに好評で、
口々に再度企画を希望されたので、その場で再度開催がほぼ決まりました。
(運営委員会を経てませんので、断定はできませんが・・・。)

   
               立っているのは調布わいわいサロンの代表です。
               民話のあとの、質問・感想タイムです。

本当に素敵な時間でした。
次回はみなさんもいらしてください。              <Y>

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